読み終えました。

土曜日から日曜日にかけて、家人が泊りがけで出かけているので、ラッキーとばかりに本を読んでました。

以前の私ならば、これ幸いと一緒に付いて行き、家人が仕事中に私は大阪や京都や奈良観光していましたが、今は、上の娘とお留守番。

やっと翻訳本を読み終えました。

私って、本当に「知識の偏り」が有るのに気がつきましたのです。思えば、貞奴さんの一生は大河ドラマで「春の波濤」と題して1985年に大河ドラマになってたのですね~。

おまけに「盗作騒動」で裁判まで起こる凄い事になっていたのに・・なんで、私の記憶に無かったんだろうか?謎だ

そう言えば、亡き父が「オヤジさんを某(俳優さんの名前)がやるんだな~。前のXX(やはり俳優さんの名前)よりも似ているかな~」と言っていた記憶がうっすらと思い出されました。その時は、その俳優さんが苦手な私でしたから、記憶から抹消か????

23年前?ですか?その頃は色々な事でアップアップでドラマどころじゃなかったからな~と言い訳

貞奴さんに関しては、色々と「批判」やら「芸が無いのに、美貌だけ」とか酷い中傷を言われる事も多く、その評価に関しても賛否が分かれるところだと思えます。

この本の著作者は、日本に10年間滞在して、芭蕉の研究やら芸者さん達と半年生活をともにして、そのルポを発行したりして、日本の歴史と文化への深い造詣を持つ外国人であり、今はニューヨークとロンドンに拠点を持ち、日本へ度々来日しては「めまぐるしく変貌する現代社会の背後に見え隠れする『伝統社会』を探るべく、日本に度々訪れているそうです。

この作者は「海外で持てはやされた貞奴」を「西洋の王侯貴族や幅広い層から賛美された」と言う「日本人のプライドが満足させられる国民的優越感」からだけで捉えている訳じゃないと作者は言います。

貞奴さんに影響を受けたり彼女を支持した外国人が、興味本位の「東洋礼賛」の人ばかりでは無いのですよ。

アンドレ・ジッド(「狭き門」などの作者でノーベル文学賞も貰っています)」は、6回も公演を見たと告白、イザベラ・ダンカン(モダンバレエの先駆者だと思えます)は、かなりの影響を受けたと本人が語り、ルースセイントデニス(舞踊家で、モダンダンスの母と呼ばれ、マーサグラハムの師となる)も貞奴さんに影響を受けたと語っているそうです。

音楽家のドビューシーは貞奴の琴の演奏を聞き、日本音楽をオーケストラにようる交響詩「海」に織り込んだし、プッチーニの「マダムバタフライ」にも多大な影響を与えたそうです。

クリムト(ウィーンの画家でウィーン分離派を作る)は貞奴さんに「プライベートで分離派の為に戯曲を上演して欲しい」と頼み、パブロピカソは「貞奴上演のポスター」を描き、パウロクレーも貞奴を信奉していたとか。ともかく貞奴さんへの評価は、日本でよりもはるかに海外で高かった人であります。

彼ら彼女達は、貞奴さんを「単なる上っ面の美貌や東洋的エキゾチックな女性」として受け止めていたのではなくて、一人の「身体表現者」として高く評価していたと訳者は結びます。

私は浅はかにも、この本に出遭うまでは、通り一遍の評価で「貞奴さん」を見ていました。
ですが、この本の作者のように誇張も無く淡々と貞奴さんの姿を描いている本に出遭い、彼女への評価を変えました。

と同時に、その才能を見抜き「外国に出ることを勧めた祖父の眼力」を誇らしく思えました。

私に、もしその血が流れているとしたら「堂本剛さんの才能を認め、そして、海外に出ることを強く願う」のは、もしかすると「祖父譲り」と思えます。

と同時に、以前から、舞台友さんはよくご存知ですと思えますが、彼女の耳にタコが出来るほど言ってますから「東山さんは、海外に出るべき。日本人でも、これほどスワローテイルが似合う人がいるんだゾ~~」と自慢したい気持ちで一杯の私でしたが、この本を読み「ギャハハ~~、私の事をミーハーだのお馬鹿だの言ってる親類は、祖父の事も同時に馬鹿にしてる事なんだぞ~~」と思いましたが・・

だって「思考回路」が似ているのですよ。

残念ながら、今の私には祖父のような「力もお金も権威」も無いですから、せいぜい「ここで喚く」か「一生懸命応援する」しかないのですが

それでも、「世間的な評価」に惑わされずに、終生、音次郎さんと貞さんの力になって応援した祖父に見習い、「自分の勘」を信じて「自分の認めた才能」を信じて行こうと新たなる決意をしました。

春のお墓参りに行ったら、胸を張って祖父に報告しようかな~。

「あなたは音次郎さんと貞奴さんを応援しましたが、私はね~、ジャニーズの東山紀之さんと堂本剛さんを応援してるんですよ~。この二人はね~、凄いんだから~。きっと、貞奴さんのように、日本での評価よりも海外の評価が高くなる人だから~」と。

え~、どうせ、イタイファンです

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ナイス